数好きが増えた気がする今学期。
日記で「最近、算数が楽しくなってきました。」ということを書いてくる子が増えたからだ。
変わったのは1点。
《ジャンボTOSSノート》を導入した。
ジャンボTOSSノートを導入して良かったと思う点をあげてみる。
1 ノートに写しやすい
向山洋一先生はいつも低位な子を大切になさっている。
低位な子というと、我が学級には弱視のMさんがいる。
週に一度、盲学校の先生と授業を行う時間がある程、弱視である。
その子のために、廊下等の角には赤いテープが貼ってあるし、
ボール運動は禁止。
人の顔を認識するためには、
顔と顔を10㎝くらいまで近づけないとわからないくらいの弱視である。
だから、授業中は
単眼鏡を使用して黒板の文字を見ている。
そんなMさんが今学期に入って
難しくなった割り算の筆算がスラスラ解けるようになったのだ。
かけ算も、ひき算の筆算も、よくわかっていなかったMさんがだ。
現在、3桁割る2桁で、商が十の位に立つ難しい所。
一学期は2桁割る1桁で躓いていたMさんが、
なぜか今学期はものすごくよくできる。
そして何よりも、
クラスの他の子と同じ速さで
黒板の文字を全て写せるようになった。
おそらく、今までは
どこまで書いたのかわからなくなっていたのだろう。
黒板が広すぎて、
その広すぎる所にいっぱいの計算式が並ぶから写せなかったのだろう。
単眼鏡を使っているから、どこから書くのか探すのも一苦労。
そんなことにも気がつけなかった私。
ジャンボTOSSノートを使ってから自分自身も反省したが、
Mさんは今、板書を全て書き写せている。
ジャンボTOSSノートという《マス目》のお陰だ。
ちなみに、
私が書いたノートを渡してもMさんは嫌がった。
ジャンボTOSSノートにしてから、
みんなと同じようにノートを書けるようになったことが嬉しいようである。
2 板書を写す速さ
板書を写す速さがどの子も速くなった。
だから、
算数のリズムテンポも速くなった。
だから、
授業内で解ける問題数もより増えた。
もちろん、問題解決学習はやっていない。
だから元々、他クラスより問題を解く量は多かったが、
子どもたちの書くスピードが増したために、
さらに問題を解く量が増えた。
ジャンボTOSSノートに書ける量は限られてくる。
私が板書する量も減ったのかも知れない。
しかし、それ以上に、
子どもたちからは「黒板の文字を写しやすい!」という声が上がっている。
マス目があるからだ。
空白も、マス目があるからわかりやすい。
「先生と同じに書くこと」がやりやすくなったのだ。
ジャンボTOSSノートの誕生!
本当に感謝感謝感謝!!!!!
小学校教諭 Aさん