算数の授業は順調に進んでいる。
大きな数の最後、「3ケタ×3ケタのかけ算の筆算」である。
ジャンボホワイトTOSSノートに筆算を書き、最後の段は2マス左に寄せることを教える。
さあ、いよいよ練習問題。
というところになって、子どもたちが完全にストップしてしまった。
全く鉛筆が動かない。
というより、何か全員がとりつかれたように動かなくなった。
8問を解くのに、15分かかっても2~3問しか解けない子が、続出した。
さて、原因は何だったのだろうか?
①例題指導が甘かった。(きちんと確認しながらやらなかった)
②苦手意識を持っている子が多かった。(完全に手が止まっている子が8名いた)
③2段目まではできるが、3段目・新しいところに入るとできなくなった。
④繰り上がりの数を、上に書いていた。(途中で気がついた。見ていて、「これは間違えるな」と思った)
⑤3年の2ケタ×2ケタが、定着していない。
⑥予定していた1時間をスムーズに終わり、時数2時間目の授業だったため、集中力が切れた。
どれも、十分に考え得ることだ。
向山先生はおっしゃる。
「分からない子がいるのに、テストをする意味が分からない」
今日の授業を反省し、明日もう一度チャレンジする。
⑤のあたりを確認しながら、再度指導し直しである。
まだまだ、未熟な証拠である。
明日、再チャレンジである。
兵庫県 H先生