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最先端の知見を取り入れる TOSS特別支援教育による学校改革

特別支援学級が新しくできるにあたり、与えられたのは「普通の教室」であった。前年度まで2年生が使っていた教室に教師用の机ひとつと子供の机が3つ。
 
 その教室を「最先端の場所」に変える必要があった。

 2016年のミシガン視察、そして2017年のワシントン視察の成果を実践の場で発揮する時である。

 まず、教室を横断する形で針金を打ち付けた。カーテンを作るためである。
 「Sensory Room(感覚入力の部屋)」を作ったのだ。
 パニックになった時の個別の部屋という認識ではダメである。明かりを調整し、視覚的に光が感覚に入力できるように配慮する。
 敷くマットも2段構えである。すべてのホームセンターを周り、安く、かつ肌触りが自閉の子供にとって気持ちよいものを選ぶ。

 次に「座る椅子」への配慮である。
 どのような子供が来るか分からないからこそ、多様な椅子を用意して迎えなくてはならない。
 幸い、特別支援学級創設にあたりたくさんの予算が学校についていたので、バランスボールや、小嶋のセミナーでよくでて来るあの店のクッションなど大量に購入し、子供が選べる体制を整えた。
 座るものに関する合理的配慮は極めて重要だ。
 ミシガンの公立小学校でも、当たり前のように行われている配慮であったが、座るものだけでかなりの効果を発揮し、学びやすさが出て来る。

 そして、この配慮に関しては頻繁に合理的配慮の変更を行っている。写真は4月のものだが、10月現在、バランスボールの子供は「Hokky Stool」という最先端の合理的配慮対応の椅子に座っている。

 次に3名分の座席の配置である。
 2〜4年生の3名である。学力状況もバラバラであり、発達段階も、障がいの特性も大きく違う。
 同時に向かい合わせての授業などは不可能である。

 そこで、3名分の机をすべて壁や黒板に向かわせる必要があった。
 しかし、それでは授業にならないのでは・・・・
 と思われるかもしれないが、ここであの教具が最大限の効果を発揮する。

 そう、「ジャンボTOSSノート」である。
 これがあれば壁面は「すべてホワイトボード化」するのである。
 これは現在までもかなりの効果を発揮している。
 黒板より、発達障がいを持つ子供達は圧倒的に「ジャンボTOSSノート」に集中をしている。

 細々とした教材は、子供達の状況をアセスメントしてから注文することにしたが、やはり外せないのは「アタマげんきどこどこ」のシートバージョンである。
 特別支援学級でこの教材を常備しないのは、武器を持たずに戦場に出撃するに等しい。
 即座に人数分学校予算で整備をした。ついでに知的障害児学級分も何気なく注文しておいた。

 教室環境は整って来た。

長野県 小嶋悠紀先生