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お客様の声

ジャンボTOSSノート抜群の効果。

【教室実践】 
ジャンボTOSSノートは、「言葉を削れる」教材教具。

特別支援学級での実践。
学習に抵抗感の強くノートを開きたがらない自閉症スペクトラムの2年生。
IQ60で知的に遅れがあり、1年生程度の学習からスタートした4年生。
不注意傾向で作業が遅れがちで、こだわりも強く納得するまで書き直しをする3年生。
何をすれば良いかわからなくなるとパニックになる6年生。

1学期は、1時間授業を進めるだけでも大変な騒ぎだった。
パニックになる子、突っ伏す子、「先生来て下さい!」と支援を求める子、同時多発的に対応しなくてはならないことが起こる。授業中に次々に、である。
教師1名、支援員1名では人手が足りない状況が続いた。

この困難な状況を一変させたのは、「ジャンボTOSSノート」である。
3学期。子どもたちの現在の授業風景。

授業開始時刻。教師は「ノート。」とだけ言う。
すると、子どもたちはノートを教師のところに取りに来る。
ときには、教師が言う前に、子どもから「今日はノートですか?」と聞きに来る。

様々な事情のある子どもたちがいるため、ノートは教師が全部保管している。
ノートを取りに来ることを嫌がる子はほぼいない。1週間に1回くらいどうしてもやる気になれない子が数名出るくらいである。
習慣化しているのである。

教師は、ノートを早く開けた子、机上を整頓した子を褒めていく。
少し間を取って、教師は黒板にはりつけた「ジャンボTOSSノート」に、日付を書く。
日付を書くのも、子どもたちの習慣だ。早くできた子、丁寧に書けた子を褒める。

この時点で、「ジャンボTOSSノート」の良さがあらわれる。
発達障害の子どもたちは、授業の導入で、できそうか否かを判断する。脳がラベリングする。
ジャンボTOSSノートは、ノートと全く同じ罫線であるから、一目でやることが解る。
「そっくりそのまま写せば良い」と解る。
一字下げ、一行空け、漢字か平仮名か、括弧の書き方、句読点の打ち方などを、全部口頭で説明している間に、子どもたちは「わからない!嫌だ!」と判断する。そして授業から脱落していく。
ジャンボTOSSノートなら、そのような一切の面倒な説明が要らなくなる。見れば解るのだ。
ジャンボTOSSノートは、教師の言葉を削り、発達障害の子に圧倒的な解りやすさを与える。

さて、日付を書き終わった後の子どもたち。
教師はジャンボTOSSノートに、本時の問題を書き込んでいく。
子どもたちは、全員、黙々とノートに向かい、写す。

私は、算数なら計算の復習問題、国語なら漢字の読み方復習問題を6~8問くらいやる。
子どもたちが既に「できる」と思える問題である。
子どもたちはみんな丸をもらって、授業に突入していく。
成功体験から、授業を始めることができるのも、ジャンボTOSSノートのおかげである。

2年生のR君は、ジャンボTOSSノートを使った授業の導入でかなり安定できた一人である。
R君は、自閉症スペクトラムの傾向が強い。
2年生4月から9月まで、児童精神科に入院し治療を受け、併設の特別支援学校に通っていた。入院治療が必要だとドクターが判断するほどに、不適応行動が激しかったのだ。
授業からエスケープする。授業中に廊下や外に飛び出していく。つかまえると、教師に対して暴言、暴力は当たり前だった。目はつり上がって大人を睨み付け続けた。
そんなR君が、9月から私が担任する特別支援学級に入ってきた。

ある日、R君は、休み時間に友達とトラブルがあり、泣いていた。
3分後に、国語の授業が始まる。
いつもなら、絶対授業はできない。突っ伏して何もしない。
授業開始時刻。私はいつも通り「ノート。」と言った。
R君はノートを取りに来て、授業に参加したのだ。

ジャンボTOSSノートの効果が、確実にあったと感じる。
授業の導入部で、教師が一言も言わなくても、何をすればいいかわかるのだ。
極めて低刺激なのだ。
イライラして落ち着かないときに、ぐちゃぐちゃ指示されて、意味が分からなければ、最悪だ。イライラ状態の子にとっては、教師の声、言葉など刺激が強すぎる。高刺激なのだ。
しかし、ジャンボTOSSノートを使えば、自然にスッと授業に入ることができる。

R君の変化は、多くの先生方の支援や様々な要因があったと思う。
ただ、ジャンボTOSSノートという極めて効果的な教材も、重要な役割を果たしたはずだ。

かつて、授業の導入部で、
「百玉そろばん」「フラッシュカード」を日常的に使っていた。
勿論、一定の効果はあった。しかし、毎回、「ムラ」があった。
うまくハマる日もあれば、ダメな日もあった。

原因は何か。おそらく「強刺激」なのだと考えた。
百玉そろばんは、音がなる。ガチャンという音と、カチッという音。教師の声。
これが、心地よく聞こえない聴覚過敏の子もいるだろう。
今担任している特別支援学級で、百玉そろばんやフラッシュカードの手応えが無かったのは、そうした実態のある子どもがいるためであろうと考えた。

かつて、TOSS特別支援教育の小嶋悠紀先生は、
「特別支援学級では百玉そろばんは使わない」(文責:青山)と話したと聞く。
その意味は、もしかすると、強刺激なのかもしれない。

ジャンボTOSSノートを用いた低刺激で安定した導入が、特別支援学級の授業をつくっている。

静岡県 青山智士先生